皮膚科め、許さん!
2018/01/10
■超未熟児育児日記その17
※この記事は2000年に924gの超未熟児を出産した代表の過去の育児日記を振り返り、加筆しながらご紹介しています。
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もう随分前から、極力ネガティブなことや愚痴を言わない・書かないように心がけているのですが、その昔の育児日記にはこんなページもありました。育児中のママの素直な気持ちとして、あえてそんな文句の日記もアップしてみたいと思います。
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ある日、育ちゃんの手のひらを見ると、ペリペリと薄皮が剥がれていました。
「何やろ?」と思いつつ、お茶で拭いたりして様子を見ていたたのですがだんだんひどくなり、シワがひび割れたり、指の腹に血がにじんできてしまいました。さすがにほっとくワケにもいかず、近くの皮膚科に連れて行きました。
診察室に入り、一通り説明して育ちゃんの手を見せたのですが、先生はそれを自分の手に取るでもなくチラッとのぞき込んだだけで、「見る限りしっしんやね。」と一言。
「は、それだけ?」と思っていると、「今までに大きな内蔵の病気をしたことは?」と聞かれました。
「確か、内蔵の変調が皮膚に出る場合があるって聞いたことあるぞ。育ちゃんは何せ腸が泡ぶく状態で生まれてるし、これは言っとかんと!」と思い、「大きな病気をしたというわけではないけど、超未熟児で生まれたんで…。」と言い終わらないうちに、「薬のアレルギーは?」って、聞き流されてしまいました(T_T)!
「あ、アレルギーはないです。」
「じゃ、塗り薬。日に2・3回。」
「まだ口を手に入れたりする時期なんですけど…」って言うと、「しゃーないろ。」と先生。何だそれ!
「口に入ってもそんなに害はないですよ。」とか、「塗ってすぐは口に入れないように気をつけて。」とか、そーゆーふうに答えてよ!しゃーあるかしゃーないかなんて聞きやーせんわー!!ガオー!
確かにしっしんやじんましんって原因がハッキリせず、一過性の場合がほとんどらしいのですが、だからってチラッと見て薬出すだけなら薬局に行けば済むことじゃんかー!!皮膚科のおバカー!!
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当時の日記はそんな言葉で締められていました。
育児中は初めてのトラブルにぶつかるたびに不安でいっぱいになるものです。専門家は答えを知っているからサクサクと流してしまうのかもしれないけれど、やっぱり相手の気持ちに寄り添う姿勢が大切ですよね。
自分の子どもが大きくなって気持ちに余裕もできた今、この記事を読み返してあらためてそう思いました。
有難いことにこれから先、赤ちゃんやママさんたちとたくさん関わることができるので、このことをしっかり心がけていきたいと思います。 そういう意味で、この皮膚科を許すどころか、感謝しなくちゃと思った私でした(^-^)。
※こちらに超未熟児で生まれた娘の成長アルバムを載せています。写真公開を嫌がる年頃になったので小学校低学年くらいまでのものですが、2017年現在、元気な女子高生です♪
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※チョーチ・チョーチは協会推薦シューズ&認定「足育アドバイザー」です。
※私と同じく、超未熟児ちゃんの育児経験から小さい赤ちゃん用の肌着・点滴用の肌着を製作・販売されているHappyFroggy.comさんはこちらです。≫