ベビー靴の製作工程。
2014/08/18
みなさんこんにちは。
これまでにベビーシューズの製作工程について、私が担当するデザインの部分と、技術者さんが担当する革の裁断の部分についてブログ記事でご紹介しました。
今回は、アッパー(靴底以外の部分)縫製の工程をご紹介☆
シューズはスニーカー・オレンジの12cm、信頼・尊敬してやまない技術者Nさんの製作でお届けします!
まずは、裁断してある革を専用の糊で仮留めしていきます。
見ていて気持ちいいくらい、ちゃっちゃちゃっちゃ、パッパパッパと手際がいいです。
それを縫うわけですが、動画も撮ってみました♪
「うわ~!細かい!」と感心するのはまだ早い!この後はもっと過酷?です(^^)
甲のベルトにベルクロ(マジックテープ)をつけていますね~。
ベルトと受け手のベルクロ縫い付けも、動画でご紹介します!
この動画が面白くて、私、何回でも見ちゃいます(*^^*)
ミシンのそばにはライターが置いてあり、「まさか仕事中にタバコを!?」というのは早トチリ。
実はこれ、ハサミで切った後の細かい糸を焼き切るために使います。下の写真は靴のベロ(舌革)の部分で焼き切り実践中です。
次に登場するのはインナー。
メッシュ地でほどよいクッション性があり、光にさらすと消臭・抗菌効果を発揮する特殊な素材です。医療や介護に携わっている方は「これ、おばあちゃんの特注靴の中と似てる!」などとおっしゃいます。そう、整形外科靴で使われている、足に優しい素材なんです。
これを縫い合わせて、足首のところにクッションを足して…
くるっとひっくり返せばこの通り!肌に触れる部分全面が優しい靴になります♪
足首まわりをきっちり仕上げればアッパーは完成ですが、本当に細かい(><)!!
10cmになればもっと細かさ・器用さが要求されるわけで、誰でも作れないのがわかります!
こうしてアッパーは仕上がるわけですが、この現場、「聖域」って感じですよね~。
今回の動画を見せると、うちの子でさえ「手作りって聞いて知っちょったけど、見て初めて実感するね。どうしても工場みたいなところでベルトに乗って流れてくるイメージを思い浮かべがちやもんね。」と。そして「この人すごいね!」って感心しきりでした。
赤ちゃんが自分の足で人生を歩み始めるときの最初の靴は、こうして専門技術者がひとつひとつ手作りしています。そしてそれを、これからも心をこめてお届けします!
そんな今日の記事をお読みくださったみなさんにも、心から感謝いたします。
これからもみなさんに、たくさんの幸せが訪れ続けますように!
祈りをこめて。chochi-chochi☆
出産祝い・ベビーギフトに。感動と価値の続く「タイムトラベルボックス」
※チョーチ・チョーチは協会推薦シューズ&協会認定「足育サポーター」です。
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※私と同じく、超未熟児ちゃんの育児経験から小さい赤ちゃん用の肌着・点滴用の肌着を製作・販売されているHappyFroggy.comさんはこちらです。≫