人権教育講演会「幸せ運べるように」
2015/06/17
みなさんこんばんは。
今日は私にとって、とても特別な1日でした。
高知市中心街にありながら、今年度で閉校する追手前小学校。
その最後の人権教育講演会で、お話をさせていただいたのです。
テーマは 「幸せ運べるように」。
まずは私が15分ほどかけて、自分の経験から命や家族の絆、幸せを運ぶことについて話します。
次に、メンバーのひとり大石学さんがこの小学校の卒業生でもある、クーリーハイハーモニーがテーマに沿った歌を歌うミニライブ。
途中で、視覚障害者向け機器展示室「ルミエールサロン」の視覚障害者生活訓練指導員・別府あかねさんが、石巻を訪問したときの話をして、最後にみんなで手話も交えながら「幸せ運べるように」を歌うという流れでした。
全校生徒とその保護者の前で話すため、大人にも、1年生にも伝わる内容にしなければなりません。
長い歴史の幕を閉じる学校での楽しかった思い出、感動した思い出の1ページに加わるよう、意味のある講演にしなければならないという重みを感じながら、心をこめてスライドを準備しました。
けれど不思議なくらい、プレッシャーよりもはるかに大きなワクワク感を感じながら学校に入ると…
先生やPTA役員さんもとてもあたたかく迎えてくださり、廊下ですれ違う子どもたちもみんな、キラキラまぶしい笑顔で「こんにちは!」と元気に挨拶してくれます。
私はすごく嬉しくなって、ますますやる気がわいてきました(^^)。
準備が整って会が始まるとすぐ私の出番。
超未熟児育児だった娘の成長と、その過程で感じた靴の問題。それを自分で解決し、今同じ気持ちのママと赤ちゃんに届けていること。
そしてみんなの命とは、家族とは、幸せを運ぶこととは…
ものすごく小さな赤ちゃんがスライドに出てきたときや、「この手遊び歌知ってる?」と聞いたときにも、みんなすごい前のめりで、表情豊かに、手や声をあげて 驚くほどしっかりと反応を返してくれました。
おかげでとっても話しやすく、リラックスして、私が伝えたかったお母さんたちへのメッセージも届けることができました。
そしてその後すぐ、クーリーが「グラディチュード」という親への想いをこめた歌を歌い始めました。
「産まれてき来たときのことは 思い出せないけれど
優しい笑顔に慣れない手つきで 抱きしめる写真がある」
優しいハーモニーに乗せた最初のフレーズから、涙が出そうになります。
その後も美しいハーモニーだけでなく 子どもの心をガッチリつかむ面白トークも飛び出し、会場が一気に盛り上がりました。
学さんが校歌を歌ったり、パートごとに歌った後にその重なりを感じてもらうプチ音楽授業。
子どもたちはとても楽しそうに、声をあげて笑っていました。
そしてあかねさんが石巻へ行ったときに出会ったひとりのおばあちゃんの話。
「孫に会いたいから、頑張って生きようと思った。」
子どもたちもちゃんと、その話から何かを感じとっているようでした。
最後にみんなで歌うときには、慣れない手話を 見ようみまねでも一生懸命やってくれたり、初めて聞いたかもしれない歌を歌ってくれたり、会場はあたたかな一体感に包まれていました。
終了後、代表の6年生がお礼のメッセージと一緒にくれた花束♪
あまりに嬉しくて、「握手してください」とお願いしちゃいました(*^^*)
全てが終わって退場するときまで、展示してあった1000g頃の手形・足形に興味津々という感じでいろいろ質問してくれたり、靴を手にとって「小さいね!かわいい~♪」と感想を言ってくれたり…
本当に本当に、幸せな時間でした。
みんなが教室に帰ったあと、今日のスペシャルコラボメンバーで記念撮影☆
秋津さんの手話も、さりげないサポートも、最高に素晴らしかったです!
心地よい疲れを感じながら家に戻ってからもずっと、頭と心の中で流れているのはこの曲。
※今日は「神戸」を「ふるさと」に置き換えて歌いました。
みんなの心にも、ずっと消えない、ポッとあたたかい火がともっていたらいいな…
そんなことを思いながら…
素晴らしい機会、素晴らしいご縁を 本当にありがとうございました!!
そんな今日の記事もお読みくださったみなさんに、心から感謝いたします。
これからもみなさんに、たくさんの幸せが訪れ続けますように!
祈りをこめて。chochi-chochi☆
※私と同じく、超未熟児ちゃんの育児経験から小さい赤ちゃん用の肌着・点滴用の肌着を製作・販売されているHappyFroggy.comさんはこちらです。≫