超未熟児・育ちゃんへの感謝。
2018/01/10
■超未熟児育児日記その19
※この記事は2000年に924gの超未熟児を出産した代表の過去の育児日記を振り返り、加筆しながらご紹介しています。
急に思い立って、お兄ちゃんが生まれてからの写真を見ていたある日。赤ちゃんの頃のお兄ちゃんは今の育ちゃんとそっくりで、1人で笑いながらページを進めていました。
しかし、あるページにきた時、私の手はぴたっと止まりました。そう、それは生まれたての育ちゃんの写真が初めて登場したページ。その写真を見て、私はぽろぽろと泣いてしまいました。
当時は知らない人がたまたま未熟児室の前を通って「まあ、小さいねえ。」なんて言っても、私には「小さくてかわいいねえ。」と聞こえていたりして、「そーやろ、そーやろ。」なんてニコニコしてたのに…。やっぱりあの時は気が張っていたのかもしれません。
後になって写真を見ると、小さくてすごく痩せているというのは当時の目に映った時と変わらないのだけれど、ショックだったのはその表情。
よく「育ちゃんは頑張って大きくなろうとしゆうきね。」なんて励まされたり、心配してくれるまわりの人に自分が同じ言葉を言ったりしていたけれど、生まれたての育ちゃんの写真の顔は、口がぽかんと開いていて目はうつろ。当然頑張って大きくなろうなんて思ってないし、自分が今どこにいるのか、生きているのかさえも自覚してないような表情なのです。私は胸が締め付けられるような気持ちになり、気がつくと涙を流していました。
アルバムを閉じて今の育ちゃんを見ると…。お兄ちゃんとケンカして怒っている顔、私に叱られて泣いている顔、眠たくなって私に甘えてくる顔、いたずらをしてやろうとたくらんでいる悪そうな笑い顔。それぞれの表情に彼女の感情があふれています。
そんな様子を見て、あらためてここまで頑張って元気になってくれた彼女に感謝の気持ちでいっぱいになった母なのでした。
※こちらに超未熟児で生まれた娘の成長アルバムを載せています。写真公開を嫌がる年頃になったので小学校低学年くらいまでのものですが、2017年現在、元気な女子高生です♪
出産祝い・ベビーギフトに。感動と価値の続く「タイムトラベルボックス」
※チョーチ・チョーチは協会推薦シューズ&認定「足育アドバイザー」です。
※私と同じく、超未熟児ちゃんの育児経験から小さい赤ちゃん用の肌着・点滴用の肌着を製作・販売されているHappyFroggy.comさんはこちらです。≫