超未熟児・育ちゃんとの対面。
2018/01/10
■超未熟児育児日記その3
※この記事は2000年に924gの超未熟児を出産した代表の過去の育児日記を振り返り、加筆しながらご紹介しています。
私が娘を初めて見たのは、総合病院に転院してから4日後のことでした。それまでに「赤ちゃん小さいけど自発呼吸もあったし、産声も上げて元気やったで。」と言われていましたが、その言葉で安心したと言うよりは「そりゃあそうでしょう。」と“無事を知っている感覚”でした。理由や根拠は挙げられませんが、信じたいとか信じるとかではなく、とにかく「知っている」という感覚でした。
私もひとまず命の危機は脱したものの、まだまだしんどい状態だったので、4階の婦人科病棟から5階のベビー室まで、看護師さんに車椅子を押してもらっての対面となりました。
ガラス越しに保育器の中の娘を見ると、超未熟児用のオムツでもなお、オムツに食べられているかのようなものすごい小ささ。それに想像しているよりもずっとずっとガリガリに痩せていて、骨という骨が浮き出ているように見えました。
それでもなぜか痛々しくて涙が出るというようなこともなく、「こんな感じかぁ。」と冷静に見ていたような記憶があります。第1子の時もそうでしたが、手術で出産するとあまり実感がわかないのかもしれません。
しかし、初めての対面の時こそそんな風に冷静だったものの、すぐに「なんてかわいいがやろう♪」と親バカモード全開に。「こんなに小さくてかわいい時期を、普通は見られないんだよなぁ~。」と、何ともポジティブに思ってしまうこともありました。
そして上のイラストのように、おおよそ女の子とは思えないその風貌にツッコミを入れてみたりして何ともお気楽な母でしたが、非常にストレートに願いを込め、名前に「育つ」という字を入れて、超未熟児娘との人生がスタートしました。
※こちらに超未熟児で生まれた娘の成長アルバムを載せています。写真公開を嫌がる年頃になったので小学校低学年くらいまでのものですが、2017年現在、元気な女子高生です♪
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※チョーチ・チョーチは協会推薦シューズ&認定「足育アドバイザー」です。
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