ベビーシューズの選び方│足ゆびの動きから見る、つま先の形状編。
2019/01/29
みなさんこんにちは。今日は久しぶりに「ベビーシューズの選び方」です。
これまでにインナー&中敷編、ハイカットがいいの?編、ソール(靴底)編など書いてきましたが、今日は「つま先編」をお届けします!
つま先の形状がなぜ大事か
足ゆびの動きはとても大切
まず、こちらのかわいい足をご覧ください♪
赤ちゃんが素足でたっちしたり歩いたりするのを見ていると、こんな風に地面を掴むような動きや、足ゆびを広げて踏ん張ったり、蹴ったりする様子がよくわかります。
それは赤ちゃんだけでなく、大人もみんなそう。足ゆびの動きはとても大切なんです。
このブログにしつこいほど出てくるこのイラスト。↓
足ゆびの動きが大事だからこそ、かかとや甲の部分がフィットし、靴の中で足が前後に滑らないようにしたうえで、つま先には足ゆびが動かせる余裕が必要です。
ところが、甲の部分がガバーッと開いたバレエシューズ的なもの、かかとは全くサポートされてなくて、つま先をひっかけることによって履くスリッパ型のサンダルのような靴も世の中にはたくさんありますね。
ちょこっと履きならまだしも、それを日常的に朝から晩までの普段履きにするのは、ましてや幼児ちゃん・ベビーちゃんの普段履きにするのはお勧めできません。
掴む・踏ん張る・蹴るといった足ゆびの動きの大切さを前提にして、靴の選び方へ進みましょう。
つま先には反りがある靴を
写真を一目見てすぐわかってもらえると思いますが、反りがある方が蹴り出し・踏み返しがスムーズに出来て、つまずきにくくなります。
よちよち歩きの赤ちゃんは特に気遣ってあげたい反りですが、ない靴も時々見かけます。
反りなし形状は厚底の靴などに見られがち。その場合は反りのあるなし以前に足裏の自然な動きを妨げる恐れがあるので避けた方が良いでしょう。
つま先の形状もチェックして
こちらはチョーチ・チョーチの靴です。つま先は自然な丸みのある形をしています。
ほとんどのベビー靴はこういった形をしていると思いますが、たまに幼児期のシューズでも三角とんがりに近いような形のものがあったりします。大人のお洒落靴のミニチュア版のイメージなのかもしれませんが、足の親指・小指が圧迫されてしまいます。
骨が未完成で脂肪も厚い幼児期は、上記のイラストのような状況にあっても痛みを訴えない(それほど感じていない)ことがあるので、足のつま先の形と靴のつま先の形が合っているかどうかを大人がしっかりみてあげましょう。
つま先に厚み(高さ)があるものを
つま先に厚み?高さ?とわかりづらいかもしれないので、比較します。
次の写真はずっとずっと昔シューズのデザインをいろいろ考えていたとき、より実物をイメージしやすいように私自身が作ったものです。
ラスト(木型・靴型)を使わずにレザークラフトとか手芸的な感じで作ると一見靴の形をしたものは作れますが、こんな風にカモのくちばしみたいな平たいつま先になります。もしこれを本当に履いて歩くと、爪を上から圧迫してしまう恐れがありますね。
ちなみにラスト(木型・靴型)というのはこちらです。木じゃないけど昔は木で作っていたので木型って呼んだりします。
で、つま先の厚み(高さ)とはこういうことです♪
というわけで、ベビーシューズの選び方・つま先編でのチェックポイントのおさらいをしますと、まずは足ゆびの動きとその大切さを知ったうえで、
- つまずきを軽減するための反りがある
- 足のつま先の形に合った形状かどうか
- 厚み(高さ)があるかどうか
といったところです。靴選びの際、ぜひ参考にしてくださいね♪
そんな今日の記事をお読みくださったみなさんにも、心から感謝いたします。
これからもみなさんに、たくさんの幸せが訪れ続けますように!
祈りをこめて。chochi-chochi☆
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※チョーチ・チョーチは協会推薦シューズ&協会認定「足育アドバイザー」です。
※私と同じく、超未熟児ちゃんの育児経験から小さい赤ちゃん用の肌着・点滴用の肌着を製作・販売されているHappyFroggy.comさんはこちらです。≫